【スコア別】外資系企業の就職におけるTOEIC
「外資系企業に就職したいけど、英語力に不安...」と思っていませんか。
実際にTOEICのスコアはどのくらい就職と関係するのかわからないという声もすくなくありません。
この記事では、TOEICのスコア別で外資系企業での評価と就職可能な企業を紹介します。
1.TOEIC600点で就職可能な外資系企業はある?
a. 600点で外資系企業
外資系企業で600点台は非常に厳しいです。当たり前ですが、ビジネスシーンに対応するには日常会話ができるだけでは不十分です。外資系企業への就活でアピールする点数ではありません。
b. レベルと就活での評価
大学生のTOEICの平均点は500点台と言われています。そのためTOEIC600点台は、ある程度英語ができるが、応用ができないと評価されるレベルです。英語が得意と判断するかは人それぞれになります。日系の企業であればESに書ける点数とされています。国内の上場企業であればアピールポイントにできる可能性はあります。
TOEIC600点が求められる企業例
650以上 |
アサヒビール |
600以上 |
出光興産 |
580以上 |
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550以上 |
住友金属工業(全社員) |
500以上 |
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470以上 |
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450以上 |
引用元
c.外資系企業は諦めるべき?
なお、完全に不可能というわけではありません。業界やポジションによって求められるスコアは異なります。英語を全く使わない部署も存在します。簡単な業務であれば600点台でも出来ますが、英語でバリバリ仕事をしたい人には物足りないかもしれません。
下の表は各業界内定者のTOEICスコアです。国内企業でも戦略コンサル、総合商社では600点では足りないことがわかります。
引用元
2.700点台で外資系企業に就職
a.外資企業における700点台
700点台での外資企業就職は可能です。700点を一つの採用基準としている企業もあります。しかしながら、安心して仕事ができる英語力といえる点数ではないので注意が必要です。英語能力をカバーできる働きができる自信があれば良いと思います。
b.レベルと就活の評価
業務や日常会話が問題なくできるレベルとされています。一方で、ビジネスシーンにおける専門性の高いやり取りやミーティングでは、苦戦を強いられるでしょう。ネイティブスピーカーばかりの会議は難易度が高いです。
700点台は国内の企業に就職する際にはアピールできる点数です。一部企業では資格手当の条件とされることもあります。
700点以上が求められる企業
3.TOEIC800点超|新卒で行ける外資系企業
a.800点での就職に問題はある?
800点台であれば外資系企業でも通用します。コミュニケーションにおいて苦労することはないでしょう。問題となる可能性があるのは、日本人が苦手としているスピーキングです。TOEICのスコアが高い=英語が話せるというわけではない人も多いです。就職ができても上手く発言できないといったことが起きるかもしれません。
TOEICのスコアよりも外資系企業で求められる英語についての動画です。
英語を用いたコミュニケーションの方が必要であり、特に
・自分の考えを端的に表現すること
・物怖じせず相手を納得させること
の二つを重視しています。
なお、大手外資系企業の場合は860点を基準としているところもあるので、企業によっては800点ではまだ足りないこともあるので注意が必要です。
TOEIC800点以上で就職可能な企業
920以上 |
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900以上 |
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860以上 |
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830以上 |
京葉銀行(人事評価に反映) |
800以上 |
韓国LG |
b.レベルと就活の評価
ビジネスシーンにおいて問題ない英語力と言えます。国内外の企業で堂々とESに書ける点数です。国内の企業ではTOEICの資格手当の条件はおおよそ800点です。
4.まとめ
600点台、700点台でも外資系企業に就職はできます。しかし、スコアによって就ける業種やポジションが異なります。自分がどのような仕事をしたいかということも踏まえて考えましょう。